最近のタイル張りは剥離剥落の観点から接着剤張り工法が多く取り入れられています。外壁のタイル張りも弾性接着剤で張られることが多くなっています。
タイルのサイズも大きくなり600角(60cmの正方形タイル)サイズの施工は普通にありだよね、と言う感覚になりました。たぶん、10年前なら600角は大きいよね、と言う感覚があったように思います。
問題なのはタイルが大型化すると接着剤も適切なものを考えなくてはならなくなります。小さいタイル(例えば10cm角)を張ることができる接着剤では、耐久性や接着強度が満たされなくなります。さらに問題なのは知識不足やコスト高などから大型タイルに適さない接着剤が使われることがあるのではないか、と言うことです。
接着剤(ボンド)は性能が上がれば価格も高くなります。内装の10cm角タイルを貼るボンドに比べると何倍もします。接着剤だけで5000円/㎡以上と言うのもざらにあります。小さいタイルを貼るなら1000円/㎡で済んでいた接着剤価格が5000円/㎡もしたら使用をためらってしまいますよね。でも、安全には代えられません。
接着剤の種類は非常に多くて、アクリル系・変成シリコーン系・エポキシ系・ウレタン系など様々です。また、性能の間をとった変成シリコーン系+エポキシ系の接着剤もあります。
当社ではお客様に使用するタイルのサイズや厚みに必要な接着剤の性能の重要性を話します。ボンドの性能はどうでもよく、安ければいいという話になった場合は、残念ながら受注をあきらめます。タイルが剥離剥落すれば、タイルにあたった人は大ケガをするかもしれないからです。今日はタイルの接着剤の重要性について書きました。
それではまた。
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