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乾式タイルのデメリット


こんにちは。


乾式タイルと言うと商品単体では磁器質のような水を吸いにくいタイルを言います。だから一般的には建物の表面保護機能を持ちながら意匠性もあると言うことになります。これはこれで間違いではありません。


一方、タイル施工業者やタイル屋では乾式タイルと言うと上記のような性質をを持つタイル商品を指すばかりでなく乾式タイル工法、とりわけ引っ掛けタイル工法を乾式タイルと言う場合があります。(イメージ図参照)


それではその工法の何がデメリットになることがあるのでしょうか。乾式引っ掛け工法、つまりモルタルを使わない工法ではツメ付きのサイディングボードを下地として、そこに接着剤を線状に塗ります。ボードに爪があるからと言ってボンドの量や位置を間違えれば、タイルが落下したり剥離したりする原因になります。ボードに爪があってタイルが引っ掛かっているから安心なわけではありません。


そもそも、この施工法はタイルを剥離・落下させないように考えられた工法ですが、接着剤の量が極端に少なかったり、接着剤の打つ位置がおかしかったりすると数年で剥離することがあります。ボンドは経年で痩せてきます。それを見越してボンドを規定量かそれ以上で施工しているところはほとんど剥離・落下はないと思われます。接着剤の量が少ないと問題です。爪があるからと言ってサイディングボードを過信してはいけませんね。


また、主にサイディングベースの下地も思いかけず風雨にさらされて劣化している場合があります。


そうなってしまっている外壁タイルはかなりの棟数があるのではないかと思っています。昔はかなり建てられましたから。


現在は乾式タイル工法と言ってもフラットボード板を下地として全面接着剤張りが採用されることも多いですし、引っ掛け乾式タイル工法もしっかり施工出来れば問題になることはありません。


最近は大型の台風や突風などもありますからタイルが剥離して飛ぶとさすがに危ないですね。今日は乾式タイルのデメリットについて書きました。


それではまた。


※乾式タイル工法にはこれ以外にもいろいろな工法があります。今回のブログは木造の戸建住所を想定しています。



乾式タイルのデメリット
乾式タイル工法のデメリット







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