こんにちは。
今日は具体的なタイル工事単価についてです。
念のため最初に申し上げておきますが、タイル工事の単価や価格は下地やタイルの種類によって大きく変わります。また、施工場所や時期、相手が法人様なのか個人様なのかで価格が変わってきます。今回は参考になればと思い書いております。
ところで、ネット上の情報は5年~10年前の古い情報だったりすることも多く最新の情報をキャッチアップしておく必要があります。
さて、本題です。国交省の令和4年3月からの労務単価(注1)を見ると法定福利費や安全管理費の原価で1日あたり32000円/人ぐらいです。(東京のタイル工の労務が出ていないので当社推計)
これは労務、つまり工賃のみの原価だということをおさえてください。それに副資材やタイル代、経費、それに会社の適正な利益がプラスされます。
経費の内訳は、だいたい以下の通りです。(※こちらも国交省のものを引用)
一般の個人のお客様への見積りでわかりにくいと言われることは、これら経費を「諸経費」と書く場合がほとんどで、中身が分かりづらいことです。法人のお客様の場合はだいたい理解されていると思います。
それらを総合的に考えると廉価品のタイルを使っても2023年は材工(タイル代と工賃、経費別)で
床タイル工事費
300角タイル・・18,000円/㎡~25,000円/㎡
600角タイル・・20,000円/㎡~28,000円/㎡
外壁タイルや内装壁タイル工事費
二丁掛タイル・・15,000円/㎡~25,000円/㎡
くらいの価格が適正かもしれません。
もちろん、1㎡では職人の稼ぎにならないので上記は10㎡以上からの想定です。また、斜めカットや役物が入る現場はかなり割高になると思います。なぜならロス率が高く、手間もかかるからです。
600角タイル工事
タイル補修
さて、次に補修についてですが国交省の労務単価からすれば、どんなに小さな補修でも材料費をふくめれば最低でも50,000円以上はかかると思います。
業者によって高い安いありますし、下地の状況や搬入場所でも価格が変わってきます。
しっかりした職人やタイル施工店にあたれば綺麗に仕上がると思います。今回は「タイル工事 単価 【2023年版】」でした。
それではまた。
※工事金額はお客様希望額とタイル施工業者の見積りに大きな差があるのが普通ですが、お互いの条件を擦り合わせながら決めて行くのが一般的です。
なお、会社の経費(機械消耗料、車両費、保険料、施工管理者の法定福利費等)は別途とな
ります。また、夜間工事・突貫工事・2階以上にある店舗工事などは割増になります。
ブログ「タイル工事費用で見落とされがちなこと」も参考にしてください。
※注1 参考サイト 国交省
タイル施工動画
タイル職人が張るエコカラット工事
追記
令和5年3月より労務単価はさらに5%程度のアップが国交省より示されています。
ホヌパス(株)東京オフィス 2023年4月3日オープン。
2025年3月 タイルイベントを公開しました。
様々な情報のある
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